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その習慣が原因かも?冷たい女性は要注意

立冬が過ぎ、テレビの「あったかグッズ」のCMが気になり始める時期になりました。
これから冷え性さんには辛い、本格的な寒さがやってきます。
夏は冷房で末端が冷える。冬は寒くて血行不良……。
冷え症ではない女性のほうが少ないと思えるほど、季節を問わず一年中冷えを感じている方が多いとか。
だるくて疲れやすい。風邪を引きやすい。むくみやすい。肌がくすむなどのお悩みも、冷えが原因のひとつになっています。

体が冷える原因は様々ですが、血行が悪くなる生活習慣によって悪化することがあります。
以下はその例です。思い当たることありませんか?
・ダイエットによる食事制限~サラダばかり食べていませんか?
・不規則な食事による栄養不足~カロリーはちゃんと摂っていても栄養が偏っている
・疲れ、ストレス、睡眠不足
・運動不足や筋力低下、歩く時ふくらはぎをしっかり使えない、ペタペタ歩く
・体を締め付けるファッション

実は冷え性はアジア特有だと聞いたことがあります。
以前アメリカに行った時、サプリメントショップで冷え性対策商品が見つからず、店員さんに聞いたところ、全く会話がかみ合わず。
店員さんが持ってきた商品は、なんと風邪を引いた時に飲むサプリメントでした。確かにcoldは合っていますが
冷え性を詳細に説明したところ、
「冷え性という考えがないからわかりません。近いのは血行促進のサプリメントかな」
と言われたことがありました。
アジアには医食同源の考えがあり、体質に合わせスパイスや漢方食材を料理に取り入れたり、食材を陰陽で分けたりしますが、アメリカでは体質を考える傾向があまりないように思いました。

筋肉量が少なく脂肪が多い方は冷えやすい?

呼吸や体温を保つなど生きるために最低限必要な活動のために使われるエネルギーが基礎代謝です。
基礎代謝は筋肉量に比例します。筋肉は体を動かす働きをしていますが、その他に血液の循環を促し血行を良くする。体の熱を生み出す大切な仕事をしています。
男性より女性のほうが冷えを感じやすいのは、筋肉量の差によるものと言われています。
寒い時は、エネルギーを多く使って体温を上げますが、冷え体質の人は筋肉量が少なく基礎代謝が低下しているので、エネルギーを使って体温を上げることがなかなか出来ません。

体の冷えを防ぎ体を温める活動「温活」は美味しく楽しく

温活は食生活から!温活のポイントは内からあたためること。簡単に始められるのは食事です。食品の中には冷え対策、代謝UPに役立つ栄養を含むものがあります。代表的な食材を紹介いたします。

しょうが
「冷えは万病のもと」と昔から言われていますが、漢方薬の約7割以上に生姜が使われているほど重要な食材です。
昔から風邪の引き始めにしょうが湯を飲む習慣があるように、体を温め、血行促進の効果が期待できます。
しょうがは乾燥させたり、加熱すると辛味成分のジンゲロールがショウガオールになり体を温める力が高まります。しょうがの粉末を常備しておくと便利です。

ねぎ、玉ねぎ、にんにく
ねぎ、玉ねぎ、にんにくに含まれている辛味成分が硫化アリルです。玉ねぎを切る際に涙が出るのは硫化アリルが揮発することで起こります。熱を加えると甘味に変わる成分です。血流を良くすることが知られています。

ごま、アーモンド
毛細血管を活性化させる働きがあるビタミンEが豊富に含まれています。手や足の末端が冷えやすい方にオススメです。

筋肉のもとになるたんぱく質を含む食品
体の筋肉量が増えると熱をつくり出す量が増えます。肉を食べた後、体が熱くなったと感じることはありませんか?
それは肉に含まれているたんぱく質が消化・吸収の過程で熱を作り出すからです。
ダイエットを意識している方にはお馴染みの「L-カルニチン」は赤身の肉類に含まれている成分で、脂肪を燃やすために働きます。
焼肉は長ねぎやにんにくを巻いて食べる。人気のサラダチキンはオニオンスライスと一緒にサラダにするなど、体を温める食品と組み合わせると更に効率が良くなります。カロリーが気になる方は高たんぱく質で低脂質のささみ肉、白身の魚を!

冷たいメニューは控えましょう

冷たいドリンクを飲むことは5度のプールに入るのと同じです。
ドリンクを飲む際はできるだけ氷を入れないようにしましょう。
冷たいものを食べたり飲んだりしたときは、体を温めるメニューを組み合わせて食べましょう。
体を温めるには、ビタミン、ミネラルも大切な役割をしています。
ひとつの食材にこだわるのではなく、栄養をバランス良く加えて摂ることも大切です。

冷えは体質なのですぐに改善は出来ませんが、ちょっとの工夫を毎日積み重ねていくと「あっ、何だかいつもと違う」と感じてくるはずです。

【監 修】

■フードディレクター・栄養士
藤原たかこ先生
オーガニック・健康食品会社にて商品企画開発・販売促進、料理教室を担当すると共にパン、デリカテッセンの商品開発、マクロビオティック、アンチエイジングレシピをユーザー向けに提供。コラム執筆、女性の美と健康をサポートするためのレシピ商品を使ったレシピなどを、雑誌・WEBマガジンに提供するなど活躍中。著書「"効く"レシピ」。

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