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冬を美味しく楽しむ!みかんの力をいただきましょう

昭和の冬の風景と言ったら、こたつにみかん。
「みかんが黄色くなると医者が青くなる」と言われていますが、これはみかんが熟す頃は天候が良いので、体調を崩して医者にかかる人が少なくなり、医者の収入が減り、青くなることを言ったことわざとか。
みかんの栄養を意味してないの?と意外だったかも知れませんが、みかんには冬の体調管理に欠かせない栄養成分がたっぷり含まれています。

◇柑橘類の栄養成分

1日に必要なビタミンCの量は100mg/1日です。温州みかん約3~4個分になります。
β-クリプトキサンチンは柑橘類全般に含まれていますが、温州みかんに多く含まれています。
特に糖度が高く甘い温州みかんに、より多くのβ-クリプトキサンチンが含まれているそうです。

◇機能性表示食品の三ヶ日みかん

機能性表示食品制度により、生鮮品でも機能性を表示することが可能になりました。
三ヶ日みかんはミカンの色素であるβ-クリプトキサンチンが骨代謝の働きを助け、骨中のカルシウム量を高めることで、健康維持に効果があるとして機能性表示食品として認められました。
静岡県三ヶ日町民を対象にした疫学調査を4年間行った結果によるもので、骨粗しょう症リスクの軽減データも得られたそうです。
骨というと乳製品に含まれるカルシウムをイメージしますが、みかんも積極的に食生活に取り入れてみましょう!

※機能性表示食品とは

●「おなかの調子を整えます」「脂肪の吸収をおだやかにします」など、特定の保健の目的が期待できる
(健康の維持及び増進に役立つ)という食品の機能性を表示することができる食品です。
●安全性の確保を前提とし、科学的根拠に基づいた機能性が、事業者の責任において表示されるものです。
●消費者の皆さんが誤認することなく商品を選択することができるよう、適正な表示などによる情報提供が行われます。

消費者庁機能性表示食品に関するパンフレットより

◇冷え性さんはヘスペリジン

スペリジンは柑橘類に含まれている成分です。特に中果皮と袋(じょうのう膜)に多く含まれています。
ビタミンPとも呼ばれているポリフェノール成分です。ビタミンPで有名なのはそばに含まれているルチン。そしてたまねぎに含まれているケルセチン。これらもビタミンPに分類されています。
ヘスペリジンは、ビタミンCと一緒に摂ることで美容効果がアップ!そして冷え改善効果が期待されている成分です。
今年の冬至は12月22日です。冬至と言えば柚子湯。
柚子にもヘスペリジンが含まれています。冬至の日に柚子湯に入ると一年中風邪を引かないという言い伝えがあります。
爽やかな香りは「リモネン」という精油成分です。リラックス効果がある他、血行を良くすることが知られています。肌に良いからと直接柚子の皮を塗り付けると、刺激になることがあるのでご注意ください。

◇ミカンを食べ過ぎると手が黄色くなる?

みかん食べ過ぎすぎると手が黄色くなることがあります。
実は、みかんに限らず、かぼちゃや人参などの緑黄色野菜を多く食べ過ぎることで、含まれているβ-カロテンが皮膚に沈着し、皮膚が黄色っぽくなります。柑皮症(かんぴしょう:Carotenoderma)と呼ばれていますが、食べる量を控えれば、自然と治ります。

◇丸ごと栄養をいただく「焼きみかん」

これだけみかんの優秀な栄養を語っていても、
「栄養があることはわかりました。でも袋(じょうのう膜)は食べますが、皮は無理。捨ててます」という方にオススメの食べ方があります。
それは「焼きみかん」です。果物を焼くのに抵抗がある方もぜひお試しください。
作り方は簡単です。洗ったみかんを皮ごと焼くだけです。
オーブントースターにアルミホイルを敷き、上にみかんをのせて、7~10分焼きます。
上の部分が焦げても気にしないでください。中身には全く影響がありません。
焼くことで、皮に含まれている栄養成分が果肉に伝わるので、皮を食べなくても栄養の恵を受けられます。
袋もやわらかくなるので、皮が苦手なお子様やシニアの方にもオススメです。
甘味が濃くまるで、缶詰のみかんのよう。
そのまま食べても、サラダに、ヨーグルトと合わせてもOKです。
残った皮を食べるのに抵抗がある方は、お風呂に入れて「みかん湯」で温まってはいかがでしょうか?

◇箱買いしたみかんの保存方法

箱買いすることもあるみかんですが、保存方法が大切です。「腐ったみかんの法則」を防ぐポイントをご紹介します。

・まず、購入したら、箱からあけて状態をチェックします。
生ものなので、みかん一個一個がすべて同じ状態ではないのです。もしかしたら、この時点でカビが生えていたり、割れていたりするものは除きます。皮がやわらかくなっているものは早めに食べるようにしましょう。やわらかいものは、冷凍みかんにしてもオススメです。
・ヘタの部分は下に。みかんを重ねる時は、新聞紙→みかん→新聞紙とミルフィーユ状態に。一番上は新聞紙になるように敷いてください。
・保存場所は、家の一番寒いところ。例えば玄関。玄関が難しい時は雨が当たらないベランダなど。冷蔵庫は味が落ちるので、冷蔵庫での長期保存は避けましょう。

【監 修】

■フードディレクター・栄養士
藤原たかこ先生
オーガニック・健康食品会社にて商品企画開発・販売促進、料理教室を担当すると共にパン、デリカテッセンの商品開発、マクロビオティック、アンチエイジングレシピをユーザー向けに提供。コラム執筆、女性の美と健康をサポートするためのレシピ商品を使ったレシピなどを、雑誌・WEBマガジンに提供するなど活躍中。著書「"効く"レシピ」。

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