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サクサク、シャキシャキ、モチモチ!今が収穫のピーク・れんこん(蓮根)

生でシャキシャキ、揚げてカリカリ、煮てホクホク、すりおろしてモチモチ。
様々な食感が楽しめて、そして美味しくて、体にも嬉しい「レンコン」。
12月に収穫量がピークをむかえます。
レンコン=蓮根は字の如く、蓮の根の部分です。
レンコンの特長は、何といっても「穴」。
レンコンの穴の数は決まっていて、中心にひとつ、まわりに9~10個の穴が空いています。
縁起が良い野菜と言われるのは、「穴から先が見える」「先が見通せる」という理由からです。

◇世界でもレンコンを食べる国は少ない?

レンコンは蓮の根の部分です。
ベトナムでは蓮の葉をお茶にする「ロータスティー」。アジアンデザートで登場するハスの実。台湾で見かけるレンコンパウダー。
アジアでは蓮食材をよく見かけますが、欧米ではほとんど見かけることがないです。聞くところによると、レンコンを食べる習慣がないそうです。

日本一のレンコンは「茨城県」
茨城県のレンコンは作付面積、出荷量ともに全国トップで、全国(出荷量)の約53%は茨城産が占めており、
東京の市場に限ると90%以上のシェアーを誇り、そのほとんどが霞ヶ浦周辺で生産されています。(平成26年実績)いばらきレンコン広域銘柄化推進協議会

その他、ブランドレンコンとして、徳川家康が好んだと言われている静岡県のあさはた(麻機)蓮根、加賀野菜の代表である石川県の加賀レンコン。新潟県の大口レンコンなどがあります。

◇レンコンの栄養~意外と多いビタミンC

健康マニアの父親の朝食メニューは、玄米、青汁、ひじき、五目豆、切干大根、人参のすりおろし、お味噌汁。そして欠かせなかったのがレンコン!
レンコンのきんぴら、酢レンコンなどがいつも冷蔵庫に常備菜としてストックされていました。

レンコンの栄養
コラーゲン合成に欠かせないビタミンCが多く、皮膚の新陳代謝を活発にして、シミや肌荒れの防止に役立ちます。
抗高血圧作用が期待されるカリウム、抗動脈硬化作用を有するHDL(高比重リポタンパク質)の生成促進が期待されるパントテン酸も豊富です。
切り口がすぐに変色する原因は、ポリフェノールの一種であるタンニン。タンニンには抗酸化作用や消炎、収れんの作用があります。
JAグループ 野菜の栄養をもっと知る「秋・冬の旬野菜 レンコン」より

・レンコンの栄養成分の中心になっているのは炭水化物です。

糖質が13.5g、食物繊維が2.0g含まれています。
でんぷん質が多く、すりおろして蒸したレンコン饅頭、レンコン餅のモチモチ感はでんぷんによるものです。
レンコンとりんごの栄養成分を比較してみると、目立つのはビタミンC!
りんごの8倍含まれています。
ビタミンCは水に流れやすく、熱に弱いと言われていますが、レンコンはでんぷん質でビタミンCが守られるので、ビタミンCの損失が少ないと言われています。
ただ残念なことにレンコンには穴が空いていること、レンコンを切って水にさらすことなどを考えると、料理の下準備の段階で、ビタミンCの損失がある程度あると考えられます。
ビタミンCの損失を防ぐには、煮物よりも衣をつけて揚げたり、焼いたりするのがオススメです。
レンコンの糸は、多糖類の成分の一種です。胃腸の粘膜を守ってくれる働きがあると言われています。

・レンコンが黒くなる理由

レンコンを切った後、水にさらさないと黒っぽくなります。
これは、レンコンに含まれるタンニンというポリフェノールが酸化して黒くなるからです。

◇レンコンの保存方法

野菜の保存方法は、その野菜がどのように栽培されていたかを考えると良いと言われています。
「泥中の蓮」(汚れた泥の中でも美しく清らかな花を咲かせる蓮)という諺があるように、レンコンが育つ環境は泥の中です。
一番気をつけないといけないのが「乾燥させないこと」「空気に触れさせないこと」です
購入する際は、表面積が小さく空気が触れる面積が狭い「節ごと」がオススメです。
節ごとぬらした新聞紙で包み、ビニール袋などに入れて野菜室で保存しましょう。
カットしてあるレンコンは、切り口を空気に触れないようにし、ビニール袋などに入れて野菜室で保存しましょう。

◇12月22日は冬至です。縁起が良いなんきん(かぼちゃ)とレンコンを使った簡単レシピをご紹介

冬至は一年の内もっとも昼が短い日です。
この日を境に、昼の時間が長くなっていき春へと向かいます。
海外では翌年の豊饒を願う農耕のお祭りとして行われ、これが発展してクリスマスになったと言われています。
日本で冬至と言えば、かぼちゃを食べ、柚子湯に入るのが定番です。
かぼちゃは南瓜(なんきん)とも言います。
冬至の日に「ん」が二つつくものを食べると、運がつき、縁起が良いことにつながるそうです。
そんな「ん」が二つつく野菜~南瓜(なんきん)とレンコンを使ったガーリック炒めをご紹介します。

①かぼちゃとレンコンは食べやいすうす切りにします。
レンコンは切ってすぐに焼けば、水にさらす必要はありません。
フライパンにオリーブオイルを敷き、かぼちゃとレンコンを焼きます。

②片面を焼きながら、空いているスペースに、にんにくのうす切りを入れ、一緒に焼きます。
両面を焼いて、かぼちゃとレンコンに火が通ったら、塩、こしょうで味を整えます。

③器に盛り付け、上に焼いたガーリックチップスと小ねぎを散らします。

【監 修】

■フードディレクター・栄養士
藤原たかこ先生
オーガニック・健康食品会社にて商品企画開発・販売促進、料理教室を担当すると共にパン、デリカテッセンの商品開発、マクロビオティック、アンチエイジングレシピをユーザー向けに提供。コラム執筆、女性の美と健康をサポートするためのレシピ商品を使ったレシピなどを、雑誌・WEBマガジンに提供するなど活躍中。著書「"効く"レシピ」。

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