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国産キウイは今が旬!ビタミンCたっぷりの美肌フルーツ

キウイフルーツは、マタタビ科マタタビ属の蔓性植物です。日本には、同じマタタビ科マタタビ属のサルナシ(猿梨)という蔓性の植物があります。サルナシの小さい実は、キウイフルーツにそっくりなので、ミニキウイとも呼ばれています。
キウイの名前は、ニュージーランドの鳥「KIWIキウイ」に似ていることから名付けられました。
輸入はほぼニュージーランド産です。一年中販売されているので、旬がいつかわからないフルーツですが、最近は、国産キウイが出回り始め、旬を感じられるようになりました。
国産キウイの旬は、冬から春の始めくらいです。海外のフルーツは日本では栽培が難しいイメージがありますが、キウイフルーツは栽培しやすい樹木として知られています。
ニュージーランドのキウイブランドとして有名なのは、Zespriゼスプリブランド。日本でもゼスプリブランドのキウイフルーツが愛媛県と佐賀県で契約栽培されています。
国産キウイの収穫量第1位は愛媛県、2位が福岡県、3位が和歌山県です。※農林水産統計より

そして、福岡県ではいちごの「あまおう」に続き、人気が出ると期待されている「甘うぃ」は、2013年に品種登録されたキウイフルーツです。

福岡県はキウイフルーツ生産量全国第2位の県です。福岡県で栽培されているキウイは果肉がグリーンの品種「ヘイワード」が中心です。販売期間は11月~4月まで。福岡キウイは「糖度」にこだわった栽培を行っています。
本来ならりんごなどで追熟が必要なキウイを追熟施設で処理し、さらに光センサーで選果して糖度別に商品作りを行っているのは福岡県だけです。特に糖度が高く食べ頃にしたキウイを「博多甘熟娘(はかたうれっこ)」「博多甘香(はかたあまか)」というブランドで販売しています。最近は、果肉が赤く酸味の少ない「レインボーレッド」も生産量が拡大中です。
また、福岡県オリジナルの新品種「甘うぃ(あまうぃ)」も今後栽培が拡大します。糖度が高く、果肉が黄色味を帯びているのが特徴です。
JA全農ふくれん 福岡ブランド果物 福岡キウイより

日本で栽培されている品種としては、グリーン色のヘイワード種が最も多く栽培されています。
国産キウイフルーツで果実が大きい「香緑(こうりょく)」は、ヘイワード種をもとに自然交配した香川県生まれのキウイフルーツ。甘さが強いのが特長です。
栄養的には、丸ごと皮も食べるのが理想的ですが、気になるのが表面の毛です。
実は、毛がないキウイフルーツがあります。まだあまり出回っていませんが、中心が赤い色の紅妃(こうひ)は糖度が20度近くにもなり、毛もなく食べやすいキウイフルーツです。
また、キウイを買った時「固くて酸っぱくてハズれた!」と思ったことはありませんか?
キウイフルーツは、追熟するフルーツのため、樹に成っている時は熟しておらず、固くて酸っぱい状態です。収穫した後、エチレン剤などで追熟させます。
家庭では、キウイをりんごと一緒に保存しておくと、りんごから発生するエチレンガスでキウイが追熟します。キウイを手で持って、少しやわらかく感じたら食べごろです。ただ時間がかかるので、直ぐに食べたい時は、既に熟しているものを選びましょう。

キウイフルーツの栄養

キウイフルーツ(緑色)、キウイフルーツ(黄色)、いちご、りんごの栄養素を比較してみました。

「ビタミンC」
キウイフルーツの目立っている栄養素は、ビタミンCです。
数値は緑色よりも黄色のキウイフルーツのほうが高くなっています。
ビタミンCの1日の推奨量は100mgなので、黄色のキウイフルーツ1個で約1日分のビタミンCを摂取できます。
ビタミンCは食品から摂りやすい栄養素ですが、水溶性のビタミンで蓄積することは出来ないので、毎日摂る必要があります。
ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。また、コラーゲンの形成には主要な働きをする成分です。ビタミンCというと美白のイメージですが、コラーゲンづくりにも欠かせない美肌成分です。
「食物繊維」
食物繊維は、黄色のキウイフルーツよりも緑色のキウイフルーツのほうが食物繊維量が多く含まれています。キウイフルーツの特長と言えば、プチプチとした種。キウイフルーツの種子から抽出された油には,不飽和脂肪酸のn-3系のα-リノレン酸が含まれています。

キウイフルーツの酵素

キウイフルーツの果実には「アクチニジン」という特徴的な成分が含まれています。
アクチニジンは、パイナップルやパパイアなどに含まれているたんぱく質分解酵素で、消化促進作用があります。「ゼラチンを使ってキウイゼリーを作ったら固まらなかった」「牛乳とキウイを混ぜてスムージーを作ったら苦くなった」などの現象は、このアクチニジンの影響によるものです。
加熱するとアクチニジンの作用が無くなるので、ゼラチンでゼリーを作る際は、キウイを加熱してジャムのようにしてから作ると固まります。

また、キウイフルーツは肉料理の下味に使うと、肉がやわらかくなる特徴ふがあります。その特長を生かした豚肉の生姜焼きレシピを紹介します。

「キウイに漬けた豚肉で、肉やわらか生姜焼き」

材料

◇豚肉ロース・・・うす切り4枚
◇キウイフルーツ・・・1/2個
◇合わせ調味料(以下の材料を合わせてよく混ぜておきます)
・生姜のすりおろし・・・小さじ1杯
・醤油・・・大さじ1杯
・酒・・・大さじ1杯
・片栗粉・・・小さじ1/3杯

1.豚肉のロースうす切り4枚をバットに並べます。
すりつぶしたキウイフルーツ1/2個分を肉の両面にまんべんなくぬります。30分くらい置きます。
※時間を置きすぎると、肉がやわらかくなり過ぎるので注意してください。

2.よく混ぜておいた合わせ調味料を、1の肉にかけてなじませたら、すぐに油を敷いたフライパンで焼きます。

キウイフルーツは、アレルゲンのひとつです

● 口腔アレルギー症候群
近年報告が増えていている新しい食物アレルギーのタイプで幼児・学童・成人に認められます。
成人の女性に多いとされ、原因抗原としては果物(キウィ、メロン、モモ、パイナップル、リンゴな
ど)あるいは野菜です。口腔内の症状だけの場合が多いのですが、ショック症状を呈することもあり
ます。欧米では以前からシラカンバの花粉との交叉反応が指摘されており、シラカンバの自生地域
に多く認められていました。我が国でも花粉症との関連性が考えられています。
厚生労働省 食物アレルギーより

花粉症を引き起こすタンパク質(アレルゲン)が、果物・野菜の植物性の食品に含まれているタンパク質の構造と似ているので、口腔内でアレルギー反応が生じてしまうと言われています。

【監 修】

■フードディレクター・栄養士
藤原たかこ先生
オーガニック・健康食品会社にて商品企画開発・販売促進、料理教室を担当すると共にパン、デリカテッセンの商品開発、マクロビオティック、アンチエイジングレシピをユーザー向けに提供。コラム執筆、女性の美と健康をサポートするためのレシピ商品を使ったレシピなどを、雑誌・WEBマガジンに提供するなど活躍中。著書「"効く"レシピ」。

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