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6月の健康情報 梅雨だる、梅雨バテ?

清々しく過ごしやすい5月が終わった後は、雨の季節がスタートします。
今年は、全国的に梅雨入りが早そうです。
梅雨という言葉の語源は、梅が実る時期の雨、梅雨=露を意味しているなど、様々な説があるようです。

◇皆さんのまわりにもいませんか? 低気圧男子、低気圧女子

「やっぱり低気圧来てるでしょ?どうりで朝起きるのが辛い、だるい、やる気が起きない」
梅雨の季節に低気圧が優位になると、増えるのが、低気圧男子、低気圧女子です。
低気圧男子、低気圧女子も含めて、梅雨時の身体の不調が「梅雨だる、梅雨バテ」です。
梅雨の時期の6月は、雨が多く、湿度も高くなり、体調が優れない、憂鬱になるなど、心身ともに不調を感じる方が増えると言われています。
これが「梅雨だる」「梅雨バテ」の症状です。
ひと昔前は、季節による体の不調は「夏バテ」のみでしたが、
いつの間にか、春バテ、梅雨バテ、秋バテなどの言葉が使われるようになりました。
これでは年中バテて、元気な時期がいつかわからなくなります(笑)。

◇梅雨だる、梅雨バテの原因とは?

天気が安定せず、じめじめと、すっきりしない。
雨が続き、日照時間が短くなる。
夏のような気温が高い日があったかと思えば、梅雨冷えが続いたり。
どんよりとした梅雨の気候のように、気持ちも体も重くどんより。
梅雨だる、梅雨バテの原因は、気候が影響しています。
梅雨独特の気候が、自律神経に影響し、バランスが乱れてしまうのです。
自律神経は、交感神経と副交感神経がバランスよく働いています。
交感神経は日中アクティブに活動するために働きます。
副交感神経は、休息やリラックスをするために夜に働きます。
つまり、日中は、交感神経>副交感神経。
夜は、交感神経<副交感神経といった状態です。
梅雨だる、梅雨バテの時は交感神経が優位にならず、副交感神経が優位になっているので、アクティブに活動することが億劫になるのです。

◇「梅雨だる、梅雨バテチェック」いくつ当てはまりますか?

  • 食欲がない
  • 冷たいものをよく飲んだり、食べたりする
  • お風呂は、湯舟に入らずシャワーが多い
  • 雨の日は、外に出ない
  • 歩くのが嫌
  • 冷房がきつい場所に長時間いる
  • 夜眠れない、朝起きられない

多分、複数該当する方が多いのではないでしょうか?
梅雨だる、梅雨バテを予防するためには、チェック項目の逆のことをすれば良いのです。
例えば、温かいものを食べる。お風呂は湯舟にしっかりつかる・・・など。
また、梅雨の時期は食中毒になりやすい環境です。
梅雨だる、梅雨バテの時は、腸内環境が乱れていることも多いので、発酵食品などを積極的に食事に取り入れることも大切です。

6月の和菓子 水無月(みなづき)

6月は水無月と言います。
雨が多い梅雨の季節なのに「水が無い月」とは、誠に不思議なものです。
水無月の「無=の」の意味なので、実際の水無月は水の月となります。
「田植えの季節だから」「6月は旧暦の7月なので水が無い季節だから」など、これもまた色々な説があるようです。
日本には、季節を表す和菓子があります。6月の代表的な和菓子と言ったら「水無月」。
残り半年、無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」の際には、水無月が用いられます。
ういろう生地の上に小豆をのせて蒸したシンプルなお菓子です。
小豆は昔から邪気を払う食べ物として知られています。
ご家庭でも、簡単に作れるレシピをご紹介するので、ぜひ作ってみてください。
梅雨の季節のおやつに。新茶との相性も抜群です。

材料 A5サイズの長方形 1枚分

①白玉粉60gをボールに入れて、水100ccを少しずつ加えて混ぜます。
粒を潰すようにしっかり混ぜてください。


②小麦粉90gをよくふるいます。
③1のボールに、砂糖90gを加えてよく混ぜます。
水を100cc加え、2の小麦粉を少しずつ加えながら良く混ぜ合わせます。全量を漉します。
出来た生地を、大さじ3杯くらい別にとっておきます。
④容器に、オーブンペーパーを敷きます。
3を流し入れます。ラップをして、電子レンジ500wで約5分加熱します。


一旦、取り出し、上に小豆の甘納豆、うぐいす豆の甘納豆をのせます。


上から、とっておいた残りの生地をかけます。


ラップをして、電子レンジで約3分加熱します。冷ましたら、三角形に切り分けて召し上がってください。

梅雨だる、梅雨バテをそのままにしておくと、猛暑が更に辛くなります。
本格的な夏が訪れる前の今がチャンスです。梅雨だる、梅雨バテをしっかり予防、解消しましょう!

【監 修】

■フードディレクター・栄養士
藤原たかこ先生
オーガニック・健康食品会社にて商品企画開発・販売促進、料理教室を担当すると共にパン、デリカテッセンの商品開発、マクロビオティック、アンチエイジングレシピをユーザー向けに提供。コラム執筆、女性の美と健康をサポートするためのレシピ商品を使ったレシピなどを、雑誌・WEBマガジンに提供するなど活躍中。著書「"効く"レシピ」。

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