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8月17日はパイナップルの日 

トロピカルフルーツの代表、パイナップル。
カットしたパイナップルは、一年中販売されていますが、国産パイナップルの旬は8月。
8月17日はパイナップルの日です。
国産のパイナップルの産地はほぼ沖縄県が占めています。
以前、夏に仕事で沖縄のパイナップル畑に行った際、生産者さんにご馳走になった、完熟パイナップルの美味しさは、今でも忘れられません。

◇輸入パイナップルのほとんどがフィリピン産

世界のパイナップル産地ベスト3は、1位がコスタリカ、2位がブラジル、3位がフィリピンとなっています。
日本に出まわっているパイナップルは、フィリピン産がほとんどですが、わずかに台湾からも入ってきています。
フィリピンは、距離的に日本から近く、現地には大手果物会社が経営している農園があり、質が良く安定したパイナップルが生産されることからシェア1位
なっています。
さて、コスタリカ産のパイナップルですが、ドライパイナップルとして専門店などで販売されています。

◇パイナップルを使ったスイーツ「パイナップルケーキ」

英語ではpineapple。見た目が松(pine)かさに似ていることから、パインアップルと呼ばれるようになりました。
漢字では、鳳梨(ほうり)と書きます。
鳳梨と言えば、鳳梨酥(パイナップルケーキ)。
クッキーのような生地の中に、パイナップルジャムがぎっしり入った台湾を代表する人気スイーツです。
お土産で買ったりもらったり、召し上がったことがある方も多いかと思います。
ちなみに、パイナップルケーキは土鳳梨酥、鳳梨酥と2通りの表示を見ることがあります。
ぱっと見同じようですが、100%パイナップルを使ったものを土鳳梨酥。パイナップル以外に冬瓜などを混ぜているものが鳳梨酥。
土鳳梨酥は、少し値段が高めですが、原材料や産地にこだわったものが多いので、差別化されたものが欲しいなと思ったら、ぜひ土鳳梨酥を選んでみてください。

◇パイナップル酵素「ブロメライン」

酢豚にパイナップル、チャーハンにパイナップル、ハンバーグにパイナップル。
料理にパイナップルが許せるか、許せないかで物議を醸します。
なぜ、料理にパイナップルを入れるようになったかと言うと、理由は定かではないのですが、昔は、料理が豪華に見えるという説があります。
さて、パイナップルを調理科学の面から見ると、明らかなメリットがわかります。
それは、パイナップルに含まれている「酵素」です。
酵素成分のブロメラインには、たんぱく質を分解する働きがあるので、肉の下味に使うことで、肉が柔らかくなります。
生のパイナップルを使ってゼリーを作ろうとしても、固まらないのはゼラチンのたんぱく質にブロメラインが影響するためです。
ブロメラインは熱に弱く、60℃以上に加熱すると効果が失われます。つまり、缶詰のパイナップルにはブロメラインの効果がありません。※焼いた後の肉にパイナップルをのせても柔らかくはなりません。
「パイナップルを食べると舌がピリピリする」これもブロメラインによる影響です。
舌の表面を覆っている膜が、ブロメラインによって分解され、舌が裸のような無防備な状態になり、パイナップルの酸味などが直接舌に触れ、刺激になるからだと言われています。
また、口腔アレルギー反応の場合もあるので、気になる方は医療機関でのご相談をおすすめします。

◇パイナップルの栄養

・エネルギーは51キロカロリー。キウイフルーツとほぼ同じです。
・約85%が水分です。
・食物繊維は、水溶性よりも不溶性食物繊維のほうが多く含まれています。
・糖質量は11.9g。バナナの約半分の量です。
・カリウムが含まれています。ナトリウムを排出する作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節する上で重要な栄養素です。

◇パイナップルの資源を活用

パイナップルは捨てる部分が多い果物ですが、フィリピンでは絹のような美しさを持つ伝統的な織物の素材として、使用されています。
現在、機能性や環境資源の問題から、今まで捨てられていたパイナップルの葉などの廃棄物を使い、人工皮革や布がつくられ、バッグや靴に加工。その高い品質が注目されています。

【監 修】

■フードディレクター・栄養士
藤原たかこ先生
オーガニック・健康食品会社にて商品企画開発・販売促進、料理教室を担当すると共にパン、デリカテッセンの商品開発、マクロビオティック、アンチエイジングレシピをユーザー向けに提供。コラム執筆、女性の美と健康をサポートするためのレシピ商品を使ったレシピなどを、雑誌・WEBマガジンに提供するなど活躍中。著書「"効く"レシピ」。

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